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当院での診療

白内障や緑内障、糖尿病網膜症など、全般的な検査、診断および治療を行います。

❁白内障について

白内障という病気自体は、症状が進行しても手遅れということはありません。ただし、他の病気と症状が似ていたり、他の病気と併発している場合もありますので、症状が気になったら眼科を受診しましょう。白内障の治療は、病状の進行段階によって異なります。

1)普段の生活に支障がない場合

視力の低下や目のかすみが日常生活に支障がない初期の段階では、経過観察や点眼治療が基本です。ただし、薬を使用しても混濁した水晶体が透明に戻るわけではなく、あくまで白内障の進行を抑えることが目的です。

2 )仕事や生活に支障がある場合

白内障が進行してきて、仕事や運転など日常生活に支障がみられる場合には、手術治療が行われます。手術では、濁った水晶体を超音波で粉砕して取り除き、その代わりに人工水晶体である眼内レンズを挿入します。白内障の手術は、多くの患者さんが安心して受けることができる手術のひとつです。また、手術を受ければ、視力の回復が見込めます。ただし、白内障以外の病気の影響でかすみが改善しない場合や、乱視などの影響で、裸眼視力が不良なこともあります。手術後、人工的な眼内レンズについてはピント調節機能がないため、術後にメガネなどによる矯正が必要な場合があります。

≪当院では≫

各種検査によって、白内障の有無、程度を診断いたします。手術が必要な場合、当院では日帰り手術にて対応させていただきます。入院手術を御希望される方へは、入院対応可能な施設へ御紹介いたします。

 

❁緑内障について

緑内障という病気は、一度障害を受けた視神経は元には戻ることがないため、完治させることはできません。
したがって、緑内障の治療の目的はこれ以上視野障害が進行しないように、眼圧を下げることが基本となります。

1 )緑内障の検査

眼圧検査︰

目の表面に空気をあてて測定する方法と、直接目の表面に測定器具をあてて測定する方法があります。点眼治療の経過を確認するためには重要な検査です。

眼底検査︰

視神経の状態をみるために、視神経乳頭部を観察します。視神経が障害されている場合、陥凹(かんおう/へこみ)の形が変形し、大きくなります。緑内障発見のための必須の検査です。

視野検査︰

視野欠損(見えない範囲)の有無や、視野異常の程度から緑内障の進行期、進行速度を判定します。

2 )点眼薬による治療

眼圧を下げる効果のある目薬を点眼します。具体的には、房水の産生を抑える効果がある薬や、房水の流出を促す効果がある薬を点眼して、眼圧を低下させます。もともと眼圧が高くない人でも、眼圧を下げることによって、病気の進行を抑えることができます。

3 )外科的療法による治療

点眼薬を使っても、視野の欠損が進行する場合には、外科的治療など専門的な治療の検討が必要になります。専門治療が必要と判断される場合は、適切な施設へ御紹介させて頂きます。

 

❁糖尿病網膜症について

糖尿病網膜症は、完全に治すことのできない病気です。治療は、症状の悪化を防ぐために行われます。

    • 初期

糖尿病合併症予防目的に血糖コントロールを行い、定期的な眼底検査を受けることが重要です。

    • 中期

新生血管の発生を防ぐために、レーザー網膜光凝固術の必要性を検討します。

    • 末期

硝子体手術など、専門治療が必要と判断される場合は、適切な施設へ御紹介させて頂きます。

    • 黄斑浮腫

黄斑浮腫による視力障害が出現した場合は、眼局所への注射治療の必要性を検討します。

 

❁網膜血管障害について

網膜血管の血流が悪くなり、つまった場所に応じて網膜のむくみ(浮腫)が生じる病気です。網膜浮腫の程度によって視力低下は様々ですが、詳細な経過観察が必要です。

    • 広範囲に血流障害(無血管野)

網膜光凝固術の必要性を検討します。

    • 黄斑浮腫

黄斑浮腫による視力障害が出現した場合は、眼局所への注射治療の必要性を検討します。

 

❁前眼部病変について

翼状片手術など

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